大阪・関西万博で「双葉花火」打ち上げ 福島県双葉町の復興への想いを世界に発信
一般社団法人Japan Fireworks Project(JFP)は、5月31日に大阪・関西万博で「JAPAN FIREWORKS EXPO(JFE)」を開催し、福島県双葉町の「双葉花火」を打ち上げると発表した。

震災復興の象徴として世界的舞台で披露
双葉花火は、東日本大震災により甚大な被害を受けた福島県双葉町において、「鎮魂と希望」を込めて打ち上げられてきた特別な花火である。2025年、復興への歩みを続ける双葉町の想いを世界に届ける舞台として、大阪・関西万博が選ばれた。
震災から14年が経過した現在も、あの日の悲しみと、そこから立ち上がる強さを胸に、夜空に咲く一輪一輪が人々の心をつなぎ、未来への希望を照らすとしている。双葉花火は2024年9月28日に『東日本大震災・原子力災害伝承館』及び『福島県復興祈念公園』で初開催された。

創業150年超の老舗煙火店が技術を披露
今回の花火打ち上げを担当するのは、福島県須賀川市の有限会社糸井火工である。同社は創業150年を超える伝統を誇る煙火店で、東北を代表する実力派として長年にわたり日本各地の大会で圧倒的なスケールと精緻な技術を発揮し、多くの観客を魅了してきた。
震災後も変わらず地域に寄り添い、祈りを込めた花火を打ち上げ続けており、その一発ひとつには職人の誇りと想いが込められている。今回のJFEでは、万博という世界的な舞台にふさわしい、迫力と美しさを兼ね備えた壮大な演出を展開予定だ。
全国の花火大会が月替わりで参加
JAPAN FIREWORKS EXPOは、大阪・関西万博の期間中に行われる特別イベントで、毎月1回、日本各地の代表的な花火大会の花火が打ち上げられる。会場は大阪・関西万博会場(夢洲)で、万博期間中の4月から10月にかけて計9回以上の花火打ち上げを予定している。
全国の有名花火大会が月替わりで花火打ち上げを担当し、日本最高峰の花火を体感できる特別イベントとして位置づけられている。主催は一般社団法人Japan Fireworks Project、共催は公益社団法人2025年日本国際博覧会協会で、株式会社NHKテクノロジーズと株式会社ミライト・ワンが技術協力を行う。

民間支援により運営、寄付や協賛を募集
JFEの花火は、寄付金や協賛金、特別席の収益などの民間の支援によってすべて運営されている。JFPは「皆さまのご支援によって、さらに美しく、さらに多くの想いを届けることができる」として、一発一発に込められた願いや感動の光をより多くの人へ届けるための応援を呼びかけている。

その他のJFE参加花火大会など最新情報は順次発表される予定で、公式ホームページやSNSで確認できる。

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