カロリーメイト、夏休みの親子生活調査を公開 給食のありがたみ実感する親が95%超
大塚製薬は15日、バランス栄養食「カロリーメイト」が講談社「with class mama」と共同で実施した「夏休み 親子の生活調査」の結果を公開した。全国の小学生の保護者312人を対象とした調査で、95%以上が「給食のありがたみを実感して恋しくなる」と回答した。

調査は6月に、「with class」サイトおよび「with class mama」インフルエンサーのSNS投稿経由でインターネット調査として実施された。
夏休み中の子育てについて、80%以上の親が「心配ごとがある」または「どちらかといえばある」と回答した。特に「給食のありがたみを実感して恋しくなる/給食の日々が戻ってきてほしい」と感じたことがあると答えた割合は95%を超えた。

保護者からは「栄養バランスに気をつけたいけれど、毎日の昼食づくりが大変」といった悩みが寄せられ、成長する子どもの栄養面への配慮と仕事や家事の両立に悩む声が多数見られた。


現代特有の課題も浮き彫りに
調査では現代ならではの課題も明らかになった。猛暑の影響で「酷暑で日中遊ぶ場所がない」「子どもが家にこもりがち」といった声や、学童卒業に伴う居場所の問題なども挙げられた。

一方で、夏休みを成長の機会と捉える前向きな声も多く聞かれた。「初めてのサマーキャンプを楽しんでほしい」「初の学童なしの夏休みで、だらけないようにリズム良く過ごして欲しい」といった期待の声のほか、「一緒に朝活で勉強する」「早起きと運動を一緒にする」「夏休みや宿題の計画を一緒に立てる」など、親子で充実した時間を過ごすための具体的な工夫も多数報告された。


栄養面での課題と対策
昼食のワンパターン化や栄養の偏りを懸念する声が多い中、管理栄養士の今泉マユ子氏は「夏休みは給食がなくなり、栄養バランスが偏りやすい時期です。朝食を抜いたり、麺類やパンなど炭水化物中心の食事が続くと、成長期の子どもに必要なビタミンやたんぱく質が不足しがちに」とコメントした。

対策として「補食=栄養を補うおやつ」の重要性を指摘し、「小学生のおやつは1日200kcal程度が目安とされており、各タイプの表示を見て量を調整すれば、安心して取り入れられます」と述べた。



