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DNP、メタバース学習システムに新機能を追加。2カ月無料体験も

Ernest

 大日本印刷(DNP)は、「メタバース空間を利用したラーニングシステム」に新機能を追加した。これに伴い、新機能を含むサービスを体験できる2カ月無料体験版の提供も開始している。

 同システムは、没入感が高く現実に近いコミュニケーションを可能にする3Dメタバース空間を採用したラーニングシステムだ。今回の機能追加により、より充実した体験を提供する。

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38種類の3Dアバターで多様な表現が可能に

 新機能では、従来の機能に加えて新たに38種類の3Dアバターが登場した。児童・生徒の多様なアイデンティティを自由に表現できるようになった。さらに、コミュニケーションを促進する「ホワイトボード機能」や「ライブカメラ・画面共有機能」を搭載し、学びのサポートを強化した。

ホワイトボード機能

 3Dアバターを通じた対話により、対面での交流が苦手な児童・生徒も安心してコミュニケーションに参加できる環境を整えている。「意志」や「感情」を上手に伝えられない児童・生徒でも、ガッツポーズや同感、わからないといったリアクションを3Dアバターで表現できる。これにより能動的な行動を促進する。

 PCから簡単にアクセスでき、GIGAスクール端末にも対応しているため、学校や自宅を問わず利用しやすい。安全面では、登録したユーザーのみが利用できるクローズドな環境を提供する。個人情報と紐付けない方式で入室用のIDとパスワードを発行する。文字チャット機能では事前に登録したNGワードを自動で検知・削除することで誹謗中傷を未然に防ぐ。

利用者の9割以上が継続利用、高い満足度を実現

 現在、都内34の自治体などと静岡県に本サービスを導入している。東京都では、導入した自治体へのアンケート結果によると、2023年の提供開始から現在まで、ログインした児童・生徒の約9割が2回目以降も継続入室していることが確認できた。また、コミュニケーションが図れた児童・生徒の約9割にポジティブな変化があったとの回答があった。

 静岡県の「しずおかバーチャルスクール」でのアンケートでは、回答した児童・生徒の約95%が「利用してよかった」と回答している。

 新機能を含むサービスの無料体験版では、管理者用アカウント10名まで、児童生徒用アカウント40名まで利用可能だ。18種類の3Dアバターが利用でき、利用開始から2カ月間無料で体験できる。

 DNPは2021年よりXRコミュニケーション事業を展開している。メタバースを活用した教育支援や自治体の地域活性化、「メタバース役所」等の行政サービス向上と窓口業務のDXを支援している。

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