情報経営イノベーション専門職大学と近畿大学が戦略的連携協定を締結
学校法人電子学園情報経営イノベーション専門職大学と学校法人近畿大学は7月1日、起業支援やeスポーツ分野での連携を目的とした戦略的連携協定を締結したと発表した。

3つの柱で連携を推進
両大学は、起業支援、eスポーツ、共同広報活動の3つの柱を軸に、人的資本や経営資源を相互活用しながら学生の成長と地域・産業界への貢献を目指す。情報経営イノベーション専門職大学と近畿大学は、この協定を通じてより実践的かつ先進的な教育の実現に取り組むとしている。
起業支援で協業体制を構築
起業支援分野では、両大学が共同で起業支援プログラムの開発と実施に注力し、学生・教職員等の起業家育成を支援する。それぞれが所有する人的資本の互換性確保・補完に向けて協力し合うほか、両大学の協力関係にある企業群に対し、双方の学生からのアプローチを可能とするよう努める。
情報経営イノベーション専門職大学は、大学発ベンチャーの「起業増加率」で2年連続日本一を誇る実績を持つ。全学生が受講する必修科目「イノベーションプロジェクト」では、ICT・ビジネス・グローバルの学びを基盤にビジネスプランを策定し、プレゼンテーションを行う「ピッチフェス」で実践力を養っている。さらに、現役起業家や客員教員による「iUアクセラレーションプログラム」では、アイデアのブラッシュアップから資金調達までをサポートする体制を整えている。
一方、近畿大学は「近畿大学発ベンチャー起業支援プログラム(KINCUBA)」を全学で展開しており、6月現在、近畿大学発ベンチャー企業145社が登録されている。医学から芸術まで網羅する多様な研究分野や、59万人を超える卒業生ネットワーク、モノづくりのまち東大阪市・八尾市の地域特性、最先端のDX技術など、総合大学としての強みを生かして学生や研究者の起業を支援している。
eスポーツ分野で広域連携
eスポーツ分野では、共同でeスポーツの育成プログラムを開発し、学生に向けて提供するよう努める。このプログラムには、プレイ技術の向上やチームプレイ能力の育成、コミュニケーションスキルの向上などが含まれる。
また、eスポーツに係る経営資源を相互に補完し合うとともに、両大学共同でのeスポーツ大会の開催、学生のeスポーツコミュニティの創生に努める。両大学が所有する人的資本の互換性、補完に向けて最大限協力し合うとしている。

